先日、研修にて事例検討会を行いました。
テーマは「認知症高齢者に対する意思決定支援」。
〇認知症のAさんの心情は?
〇どんな支援が考えられるか?
出てくる意見は大別すると、この2つ。
①患者、家族の心情に目を向ける
②喫緊の課題に対して取れる選択肢から考える
みなさんはどちらのタイプでしょうか。
私は完全に②のタイプでした。
職場が病院であり、緊急性の高い状態で入院してくる人が多い。
緊急性を言い換えると「どうにならなくなって、入院になった」でしょうか。
加えて急性期病院は長期入院が困難なため、時間との勝負になることも多い。
緊急の課題の整理→それに対して早急に申請・対応が必要なものは何か。
今日・明日の課題では無いが、退院時に出てくる課題は何か→それに対して準備しておくものは何か。
上記を頭の中で考えます。
その整理と準備が出来てやっと、心情に目を向ける余裕が出てくる感じです。
研修のメンバーからの印象ですが、
①の心情タイプは居宅介護支援事業所のケアマネさんに多い
②の選択肢タイプは「成年後見人・地域包括支援センター」に多い
と感じました。
居宅介護支援事業所のケアマネさんは、利用者さんと長期の付き合いになります。そのため、相手の心情・感情の機微に敏感になる必要があります。心に寄り添ってくれない人と長期に付き合うことは出来ませんよね。不信感があれば、どんな提案も聞いてくれるわけがありません。
逆に医療ソーシャルワーカー、成年後見人、地域包括支援センターは、問題ごとが一番最初に持ち込まれる場所になることが多い。まずは目の前のことをどうにかしないと、命に係わる可能性がある。まずは落ち着いて生活基盤を整える。当面、生きていける状況まで持っていく。
研修で両方の意見を聞きながら、納得させられることが多かったです。
相談援助職という枠組みですが、対応するケースの介入時期等によって必要とされる能力が違
う。
長く仕事をやっていると、どうしても自分の「型」が出来てしまう。
得意な型があるのは間違いではないし、それが無くては経験者とは言えない。
しかし得意な型に拘り、それ以外のスキルを磨く努力が足りていないのでは?
知識の引き出しだけではなく、コミュニケーションの「型」も増やさないと。
頑張らないとなぁ。足りないものだらけだ。