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「説明がうまい人は、頭が良いのではなく“型”を使っているだけだ」
「いかに内容が優れていても、伝わらなければ失敗だ」
① 本書の要点
説明力はセンスではなく、再現できるスキルである。
そのスキルを曖昧な形では無く、「技術・論理」に落とし込んだのが本書です。
② 本書から得られるもの
話すことへの自信の持ち方。
「話す、説明する」は数値化が出来ない技術です。
数値化できない曖昧なものは、自信に出来ないしアピールが難しい。
しかし自分なりの型を確立できれば、それは「技術」として形を持ちます。
技術として使いこなせれば、それは曖昧に使っている人と差別化することが出来る。
それはとても大きいことだと思います。
③ 重要ポイント2選
ポイント① 説明が伝わらない理由
聴いてもらわないと、何も始まらない。
いかに自分の話を聞いてもらうか。暖簾に腕押し、糠に釘は本当に悲しい。
聴いてもらうためには、能動的になって貰う必要があります。
「自分にも出来るかも」と思わせ、相手の自己肯定感を守る。
自分が理解していないことは、絶対に伝わらない。
10知っている人間が、0~1の人に分かるように嚙み砕いて説明するから伝わる。
そのため「どんな人が聞きに来るのか」「どの程度の知識を持っているのか」「相手の興味、関心はどこにあるのか」をリサーチする。
話す相手の情報は最優先で集める。
相手を知っているからこそ、適した内容を作ることが出来る。
ポイント② 説明を聞いてもらう「型」
説明は相手に理解してもらうことがゴール。
最初に決めるべきは「何を理解して貰うのか」。
このゴールを決めてから、逆算して構成していく(バックワードデザイン)。
本書には7つの構成が書かれていますが、ネタバレになるので省きます。
その中でも特に参考になると思ったのは、
- 専門用語を極力使わない。小学校高学年、中学生にも伝わる言葉で話す(相手の知識に合わせる、使う場合は説明も入れる)。
- 目的を話す。今から「何のために聞いてもらうのか」。
目的を共有しているからこそ、目的と手段をセットで考えることが出来る。
目的やゴールが曖昧では、途中で迷子になる。手段が目的になってしまう。
既存の知識と結びつける。「理解する」=「既に知っている知識に、新しい知識を繋げること」。
例えば、福祉業界で使われる言葉「ADL」。→日本語に直すと「日常生活動作」。これではまだイメージがしにくい。
→生きていく為に必要な「ご飯を食べたり、トイレに行ったりする」能力。
ここまで噛み砕くと、誰しもが持っている言葉や認識に結びつく。
- 比喩表現。かなりの確率で皆が知っている物に例える。
人は基準がないと理解ができない。
この本は軽いから持ち運びやすい → 何より軽いの?
この本はコミックより重いけど、ハードカバーの本よりも軽い → 想像が出来る
特別感を出したい場合は、まずは「普通」を説明する。
テストで100点取った! → それって凄いの?
今回のテストで100点だったのは、学年100人の中で自分だけ。平均点は55点。
→ 凄いじゃん!!のような感じです。
③ 医療ソーシャルワーカーとしての感想
話す、説明する力が仕事に直結します。
話したけど伝わらない!は、無能と言われても仕方ない辛さがあります。
医療や福祉現場は専門用語が多く、相手との理解度に大きな差が生じやすい。
病名、検査項目、略語など、数えたら限りが無い。
これを言われて、誰が初見で理解できるのか(笑)
説明が上手くなる=相手に寄り添う力が高まる。
福祉職は共感、傾聴、寄り添う仕事です。
そうらしいよ!ホントかな(笑)!!
自分の説明する能力を、まずは言語化できるレベルに落とし込む。
自身の技術として、説明できる「型」にする。
「型」を使いこなせれば、“何を伝えるか”が自然と整い、言い淀みや話の脱線が減ります。
話すプロとしてレベルアップする為、まずは「型」の作成を。
どんな場面でも対応が出来るよう、自分自身の型を作っていきましょう!!