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41歳医療ソーシャルワーカーです。仕事に関わる情報を皆さんと勉強できれば!

書評:東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる

東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる
東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる
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「説明がうまい人は、頭が良いのではなく“型”を使っているだけだ」

「いかに内容が優れていても、伝わらなければ失敗だ」

① 本書の要点

説明力はセンスではなく、再現できるスキルである。

そのスキルを曖昧な形では無く、「技術・論理」に落とし込んだのが本書です。

 

② 本書から得られるもの

話すことへの自信の持ち方。

「話す、説明する」は数値化が出来ない技術です。

数値化できない曖昧なものは、自信に出来ないしアピールが難しい。

しかし自分なりの型を確立できれば、それは「技術」として形を持ちます

技術として使いこなせれば、それは曖昧に使っている人と差別化することが出来る。

それはとても大きいことだと思います。

 

③ 重要ポイント2選

ポイント① 説明が伝わらない理由

聴いてもらわないと、何も始まらない。

いかに自分の話を聞いてもらうか。暖簾に腕押し、糠に釘は本当に悲しい。

聴いてもらうためには、能動的になって貰う必要があります。

「自分にも出来るかも」と思わせ、相手の自己肯定感を守る。

 

自分が理解していないことは、絶対に伝わらない。

10知っている人間が、0~1の人に分かるように嚙み砕いて説明するから伝わる。

そのため「どんな人が聞きに来るのか」「どの程度の知識を持っているのか」「相手の興味、関心はどこにあるのか」をリサーチする。

話す相手の情報は最優先で集める。

相手を知っているからこそ、適した内容を作ることが出来る。

 

ポイント② 説明を聞いてもらう「型」

説明は相手に理解してもらうことがゴール。

最初に決めるべきは「何を理解して貰うのか」。

このゴールを決めてから、逆算して構成していく(バックワードデザイン)。

本書には7つの構成が書かれていますが、ネタバレになるので省きます。

その中でも特に参考になると思ったのは、

  1. 専門用語を極力使わない。小学校高学年、中学生にも伝わる言葉で話す(相手の知識に合わせる、使う場合は説明も入れる)。
  2. 目的を話す。今から「何のために聞いてもらうのか」。

    目的を共有しているからこそ、目的と手段をセットで考えることが出来る。

    目的やゴールが曖昧では、途中で迷子になる。手段が目的になってしまう。

    既存の知識と結びつける。「理解する」=「既に知っている知識に、新しい知識を繋げること」。

    例えば、福祉業界で使われる言葉「ADL」。

    →日本語に直すと「日常生活動作」。これではまだイメージがしにくい

    →生きていく為に必要な「ご飯を食べたり、トイレに行ったりする」能力。

    ここまで噛み砕くと、誰しもが持っている言葉や認識に結びつく。

  3. 比喩表現。かなりの確率で皆が知っている物に例える。

    人は基準がないと理解ができない。

    この本は軽いから持ち運びやすい → 何より軽いの?

    この本はコミックより重いけど、ハードカバーの本よりも軽い → 想像が出来る

    特別感を出したい場合は、まずは「普通」を説明する。

    テストで100点取った! → それって凄いの?

    今回のテストで100点だったのは、学年100人の中で自分だけ。平均点は55点。

    → 凄いじゃん!!のような感じです。

 

③ 医療ソーシャルワーカーとしての感想

話す、説明する力が仕事に直結します。

話したけど伝わらない!は、無能と言われても仕方ない辛さがあります。

医療や福祉現場は専門用語が多く、相手との理解度に大きな差が生じやすい。

病名、検査項目、略語など、数えたら限りが無い。

ADL、QOL、ACP、CRP、ZARなど。

これを言われて、誰が初見で理解できるのか(笑)

 

説明が上手くなる=相手に寄り添う力が高まる。

福祉職は共感、傾聴、寄り添う仕事です。

そうらしいよ!ホントかな(笑)!!

自分の説明する能力を、まずは言語化できるレベルに落とし込む。

自身の技術として、説明できる「型」にする。

「型」を使いこなせれば、“何を伝えるか”が自然と整い、言い淀みや話の脱線が減ります。

 

話すプロとしてレベルアップする為、まずは「型」の作成を。

どんな場面でも対応が出来るよう、自分自身の型を作っていきましょう!!