自分の“壁”を自覚すること。それが真のコミュニケーションと成熟した思考の出発点である。
① 本書の要点
「バカの壁」とは、自分の理解の枠を越える考え方を、無意識に遮断してしまう心の壁を指す。
政治、宗教、教育、医療などの議論で意見が噛み合わないのは、相手が“バカ”なのではなく、それぞれが自分の経験や知識の範囲内でしか物事を理解できないから。
② 本書から得られるもの
「自分が壁の中にいるのでは?」と疑う気持ち。
対話が成り立たない原因を他人に求めるのではなく、自身の認識に原因を求める。
相手の認識、経験、見方を変えることは出来ない。
変えることが出来るのは、いつだって自分のみ。
自分の壁を意識して取っ払う。
③ 本書から得られるポイント
ポイント①情報選択バイアス
人間は、自分に都合のいい情報だけを受け取り、異なる意見を自動的に排除します。
例えば株を買った場合。株価が上がりそうなニュースはたくさん集めるが、下がりそうなニュースからは目を背ける。
ポイント②自分の認知
「バカの壁」は相手だけではなく、自分の中にも存在する。
人間は自分の頭の中にある世界しか知りません。知識や常識が視野を狭めます。
成功しか経験が無い人は、失敗の経験が多い人の気持ちが分からない。
仕事に慣れ、経験を重ねるほど、自分の経験や視点に固執しやすくなる。
「正しい答え」を求めるあまり、型に嵌めて人や物事を見る習性がつく。
自分とは違う考え方や、不確実性を無意識のうちに排除してしまう。
